レ・ミゼラブル 時代に色褪せない様々な愛を描く魂のミュージカル映画
格差と貧困にあえぐ民衆が自由を求めて立ちあがろうとしていた19世紀のフランス。
ジャン・バルジャン(ヒュー・ジャックマン)は、パンを盗んだ罪で19年間投獄され、仮釈放されたものの生活に行き詰まり、再び盗みを働く。
しかし、その罪を見逃し赦してくれた司教の慈悲に触れ、身も心も生まれ変わろうと決意。
マドレーヌと名前を変え、工場主として成功を収め、市長の地位に上り詰めたジャン・バルジャンだったが、警官のジャベール(ラッセル・クロウ)は彼を執拗に追いかけてくるのだった。
そんな中、以前ジャン・バルジャンの工場で働いていて、娘を養うため極貧生活を送るファンテーヌ(アン・ハサウェイ)と知り合い、ジャン・バルジャンは彼女の幼い娘コゼット(アマンダ・セイフライド)の未来を託される。
ところがある日、ジャン・バルジャンを名乗る男の逮捕の知らせを耳にした彼は、法廷で自分の正体を明かし再び追われることになり、ジャベールの追跡をかわしてパリへ逃亡。コゼットに限りない愛を注ぎ、父親として美しい娘に育てあげる。
だが、パリの下町でマリウス(エディ・レッドメイン)など革命を志す学生たちが蜂起する事件が勃発、ジャン・バルジャンやコゼットも次第に激動の波に呑まれていく……。
85年の初演以来、世界43か国で上演され、各国の観客動員数記録を塗り替えている、ヴィクトル・ユーゴーの小説を基にした大ヒット・ミュージカルを、『英国王のスピーチ』のトム・フーバー監督が映画化。
19世紀のフランスを舞台に、元囚人の男ジャン・バルジャンの波乱の生涯が描かれる。
妹の娘のためにパンを盗んだだけで懲役20年を受けさせる理不尽な世の中を憎んでいたが、寛大な神父によって愛に目覚め正しく生きようと波乱万丈の人生を歩むジャン・バルジャンを演じるヒュー・ジャックマン、貧困から娼婦に身を落としながら娘コゼットを愛し抜くファンティーヌを演じるアン・ハサウェイ、法こそ正義と信じるジャベールを演じるラッセル・クロウなどの演技派俳優による、絶望的な状況にあってもより良い明日を信じ生き抜く人々のリアルで心揺さぶる群像劇を通じて、様々な形の愛や希望を持って生きようとする勇気の大切さを教えてくれるミュージカル映画の金字塔です。
「夢破れて」、「ワン・デイ・モア」、「オン・マイ・オウン」、「民衆の歌」などの最高のミュージカル・ナンバーに、実際にキャストが歌いながら撮影する方法で、ライブ感溢れる役者の感情のほとばしりや息遣いや心の揺れ動きが与えられ、最高のミュージカル映画をライブ体験出来ます。
「誰かを愛することは、神と共にあること」
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