エヴァンゲリオン 新劇場版 序

突如世界を襲った未曾有の大災害“セカンド・インパクト”。この影響で人類の半数近くは死にいたり、世界の各地には大破壊の痕跡が刻みこまれた。やっと平穏な日々が戻ったと思われたとき、14歳の少年・碇シンジ(声:緒方恵美)は父親の碇ゲンドウ(声:立木文彦)から第3新東京市へ呼び出されて、出迎えを待っていた。
その眼前の山あいから、巨大な生物が出現する。それは『使徒』と呼ばれる正体不明の存在で、たちまち国連軍と激しい交戦を開始した。
爆風に巻きこまれ、危機に陥るシンジ。その生命を救ったのは、葛城ミサト(声:三石琴乃)と名乗る女性だった。ミサトの車で特務機関NERV(ネルフ)の本部へと連れていかれ、シンジは父と3年ぶりの再会をはたした。
だが、シンジは父の碇ゲンドウから極秘裏に開発された巨大な人型兵器を見せられ、使徒との戦いを強要された。それがシンジと人造人間エヴァンゲリオン初号機との出逢いであった。
反発を覚えたシンジではあったが、女性パイロット・綾波レイ(声:林原めぐみ)の重傷を目のあたりにして、逃げることを否定し、ついに自ら出撃を決意する。何の訓練も受けないままに、初めて使徒と対峙するEVA 初号機のシンジ。世界の命運を託された14歳の少年シンジは、はたしてどう戦うのか? 
そして、セカンド・インパクトに隠されたキーワード『人類補完計画』の真実とは? すべての謎の鍵を握る碇ゲンドウは、シンジの苦闘をじっと見つめている……。
「エヴァンゲリオン新劇場版」シリーズ4部作の第1部。
今回の碇シンジが、父ゲンドウと再会し、エヴァンゲリオン初号機に搭乗し4番目の使徒を倒すところから始まり、6番目の使徒と戦う「ヤシマ作戦」までを描く流れは概ねテレビアニメ版と変わらないけど、いきなり「人類の未来」を背負い使徒と戦うことになる戸惑い、使徒と戦う時の恐怖にすくみながらもミサトやレイたちとの絆のために戦うシンジの葛藤、作戦の中で命を預け守り合う中で心通わせるシンジとレイの交流がしっかり描かれているため、テレビアニメ版や旧劇場版を見た人にも満足の新劇場版序章となっている。
特に、「ヤシマ作戦」の一連の流れは、シンジとレイとミサトの強い絆を強調した新劇場版ならではのオリジナルなアレンジが、さらにエモーショナルで胸アツな展開になっている。
「使徒を倒すのはリリスとの契約」などゲンドウの意味深なセリフやラストに登場する渚カヲルもミステリアスで、惹き付けられる。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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