GONIN2 社会に男に追い詰められた女たちの怒りの反撃

暴力団野崎組から激しい借金の取り立てを受けていた外山正道(緒形拳)は、野崎組傘下の中嶋組のチンピラたちに輪姦され自殺した妻・陽子(多岐川由実)の復讐のために組を襲撃、現金500万を奪って、陽子の誕生日に498万の猫目石をプレゼントするという約束を果たそうと宝石店に向かった。
そのころ、宝石店には中嶋組の梶と直子(片岡礼子)ら強盗団が押し入っており、それぞれに個人的な問題を抱える5人の女たちがたまたま居合わせていた。
フィットネスクラブを経営する蘭(余貴美子)は金に困り、ポケットにスタンガンを忍ばせてこの店を訪れた。
蘭がスタンガンを買うところを偶然目撃した早紀(夏川結衣)は、彼女の後をつけてきていた。
夫の浮気現場を目撃した志保は、抜けなくなった結婚指輪を外してもらうために宝石店を訪れる。
宝石店店員のちひろ(喜多島舞)は実は梶の恋人で、裏で強盗団への手引きをしていた。
セーラー服姿の売春婦サユリ(大竹しのぶ)は17歳という嘘が通用しなくなった絶望感にとらわれ、フラリと宝石店に入ってきた。
蘭はスタンガンを使って強盗団から銃と宝石を奪い、早紀とサユリと志保もこれに加わる。
蘭たちはちひろを楯にして店を出ると、なぜかそのままついてくるちひろとともに横浜のディスコ跡に逃げ込むが、ちひろの密告を受けた梶と直子がこれを襲った。
梶は宝石を持ち逃げしようとしたサユリを撃ち殺すと、ちひろを見捨てて直子と逃げようとする。
しかし、猫目石が持ち去られたことを知った正道が強盗団を追ってその場に現れ、梶たちに斬りかかった。
正道は宝石を手にすると、何処へともなく姿を消す。
残された蘭たちは蘭のクラブに身をひそめ、翌朝、志保だけがこっそり抜け出して家に戻っていった。
ちひろもこっそりディスコへ戻るが、そこで野崎組の放った刺客・代市(鶴見辰吾)に監禁される。
さらに蘭と早紀も捕らえられ連れ込まれるが、猫目石を発見できなかった正道が再び現れ、組員たちを惨殺した。
さらに正道は執拗に追ってくる代市に斬りかかりとどめを刺すが、次の瞬間、他の追っ手によって蜂の巣にされてしまう。
蘭たちは自ら身をさらして、居並ぶヤクザに最後の戦いを挑んだ。
半年後、蘭、早紀、ちひろの3人は野崎組の車を襲い、組長の野崎を撃ち殺した。
佐藤浩市たちオールスターによるバイオレンス活劇「GONIN」が、今度は以前の名美もので名美を演じた余貴美子、大竹しのぶ、夏川結衣、喜多島舞が、社会に男に追いつめられて、戦うヒロインを描くバイオレンス活劇。
前作以上の過激なバイオレンスと銃撃戦が満載です。緒形拳演じる工場主が、妻の復讐のために手作りの日本刀でヤクザを殺していく鬼気迫るバイオレンスと男性社会に対する不信で共通する女たちの反撃する女たちのドラマも面白いです。
特に緒形拳と鶴見辰吾の壮絶なバトルや女性陣の命乞いしたり色仕掛けしたり逃げながら反撃のチャンスを突くしたたかな戦いぶりやヤクザとの壮絶な銃撃戦が、迫力満点で良かったです。
「テルマ&ルイーズ」に匹敵するヒロインアクション映画。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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