SPIRITスピリット ただ本当の強さが知りたかった

少年時代、病弱だったフォ・ユァンジャ(ジェット・リー)は、強さを求めて「武」の世界に憧れた。武術の達人だった父の跡を歩もうと、フォはやがて天津一の格闘家となる。
しかしその傲慢さゆえに恨みを買い、フォはある日、大ケガをした弟子の仇をとろうと怒りのあまり相手を殺してしまう。
しかし、その報復が家族に及び、フォは悲劇のどん底に突き落とされる。すべてを捨て、落ちぶれ果てた彼が流れ着いたのは辺境の村だった。
スンお婆さんと盲目の孫娘ユエツー(スン・リー)に助けられ、そこで農夫として働き始めたフォは、生きる気力を取り戻し、強さの本当の意味を知る。
いくつもの苦悩と、数知れない戦いの果てに、大きすぎる犠牲を払ってやっと辿り着いたのは無敵の境地だった。
ついに天津に帰る決心をするフォだが、彼を待ち受けていたのは、次々に中国の武術家を倒していたレスラーのオブライアン(ネイサン・ジョーンズ)だった。
フォはオブライアンを倒し、中国人に自信を取り戻させる。中国の外国商会は、フォが外国の武術家を倒し中国人に愛国心と自信を取り戻させることを恐れ、フォと腕自慢の外国武術家を戦わせようと企む。
上海で開催される史上初の異種格闘技戦。歴史に残る大舞台となる1910年9月14日、世界中から屈強な男たちが集まり、会場には興奮が渦巻いた。死力を尽くして闘うフォの胸にある思いは、勝者の栄光を掴むこととは無縁の、静かにたぎる情熱だった。
そこでフォは、日本のチャンピオン・田中(中村獅童)と出会う。二人は同じ武術精神を分かちあい、そして闘いに挑む。
実在した英雄フォ・ユァンジャの"スピリット"を今に伝える、実話に基づく感動のストーリー。現在世界中に広がる中国武術の創始者にして、ブルース・リーの原点とも言えるフォ・ユァンジャ。彼が死去したのと同じ42歳になったジェット・リーが、構想10年の歳月を経て映像化!世界最高のアクションスター・ジェット・リーの最高傑作。
ジェット・リーが実在した武術家を演じた感動アクション大作。 
武術家の父親に憧れ強くなったが、強くなるに従って傲慢になり怨みをかい、大事な家族を殺され、流れ着いた村で、大地と調和して生きる人々からお互いに尊重尊敬しあう生き方を学び、新しい武術を生み出し、中国を侵略するために中国人の愛国心を挫こうとする欧米諸国が送り込んだ武術家と戦う。
武術を殺しの道具ではなく、自己向上の術とし、誇り高く調和する生き方を貫き、中国人の誇りを守ろうとする武術家フォ・ユァンジャをジェット・リーが熱演していて勇気を貰える映画でした(T_T)
異種格闘技戦や中村獅童演じる達人とのファイトシーンでは、武器そして格闘での迫力のあるハイレベルなアクションを披露しています。
ドラマ面でも、幼い頃からの親友ジンスンとの変わらない強い絆と辺境の村で出会った長老のお婆さんと盲目の女性ユエツーに言われた言葉「人の命を守るためには、自分の命も大事にしなきゃいけないよ」や母親から言われた言葉「本当に強い人は、尊敬される優しい人なのよ」などで、人としての道に目覚めていく過程を丁寧に描いていて、心揺さぶる物が、ありました。
主人公の父親を、厳しくも人格者で、威厳のある武術家を、コリン・チャウが、演じていて、印象深いです。中村獅童演じる武術家も誇り高い人物で、主人公と戦いの中で友情で結ばれる男で、良かったです。
本格的なカンフーアクションを楽しめるだけでなく、本当の強さと誇り高い生きざまを学べる武術映画。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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