インクレディブル・ファミリー スーパーヒーロー一家の活躍 その2

前作のシンドロームとの戦いから3ヶ月後。
法律でヒーロー活動を禁じられながらも、人々を救うため街を襲うアンダーマイナーと戦うが、戦いで街を破壊したため警察に事情聴取されることとなったパー一家。
そんな中、イラスティガールことヘレン・パー(声。ホリー・ハンター/黒木瞳)がヒーローの復活が掛かった新たな任務を、スーパーヒーローの大ファンであり通信会社デブテックを率いるウィンストン・ディヴァー、そして彼の妹であるイヴリン・ディヴァーから任される。
ヘレンが任務で家を留守にしている間、彼女の夫にして伝説のヒーローであるMr.インクレディブルことボブ・パー(声。クレイグ・T・ネルソン/三浦友和)は、子守や家事のために留守番をすることとなる。
しかし、テレビ画面などをジャックして人々をマインドコントロールする新たな敵スクリーンスレイヴァーの出現により、ヘレンや街の人々はピンチに陥る。
「ミッション・インポッシブル・ゴーストプロトコル」のブラッド・バードが、「MR.インクレディブル」の14年越しの続編に挑むアニメ映画。
スーパーヒーローを再び合法化するためのヒーロー活動を支援するウィンストンに指名されたスーパーヒーローが自分ではなく妻のヘレンであることに内心不満と嫉妬を募らせたりしながら、ヘレンのヒーロー活動を応援するためにダッシュの算数の宿題をこなすのを手伝ったり、ヴァイオレットのボーイフレンドのトニーの悩みに向き合ったり、スーパーパワーを持つジャック・ジャックの子守りに馴れないながら悪戦苦闘するボブの苦労。
ヒーロー活動が原因でボーイフレンドのトニーとの関係がギクシャクして、スーパーヒーロー活動に嫌気が差してしまうヴァイオレットの反抗期。
スーパーヒーロー活動で喝采を浴び、スーパーヒーロー活動が生き甲斐になるヘレンのキャリアウーマンとしての目覚め。家事や子守りに疲労困憊して、ボブがエドナやフロゾンやヴァイオレットやダッシュに手伝ってもらう中で、家族の絆がより強くなっていく家族のドラマ。
ヒーローと市民の信頼関係を完璧に壊そうとするスクリーンスレイヴァーの恐ろしい陰謀。
それらが交錯して描かれるスーパーヒーロー家族の絆、スーパーヒーローと市民の信頼関係を通して、一人で頑張るのではなく、それぞれが信頼し合い役割分担していくことが絆を強くするというファミリームービーとしての面。
一度失った市民の信頼を取り戻そうとMR.インクレディブルたちが、苦闘するスーパーヒーロー映画としての面。
MR.インクレディブルたちがそれぞれの能力を合わせて、スクリーンスレイヴァーたちと戦うスピード感溢れる超絶アクションの数々。
ボブが、ジャック・ジャックを寝かしつけながら寝てしまったり、ジャック・ジャックのスーパーパワーに振り回される悪戦苦闘ぶりに共感しながらクスクスさせられたり、ヴァイオレットがボブに反抗的になるのがニヤニヤさせられたり、イラスティサイクルなどのカッコいいガジェットも楽しく、三浦友和、綾瀬はるか、黒木瞳たち日本語吹き替えのはまり具合もパワーアップした続編。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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