耳をすませば
宮崎駿がプロデューサー、「火垂るの墓」「魔女の宅急便」で作画を務めた近藤善文が監督にあたった青春アニメ映画。
中学生の男女が繰り広げる淡い恋愛模様を、さわやかなで綴る。思春期の不安や、複雑な乙女心、将来への不安と憧れなど、恋愛ストーリーの定番的要素を瑞々しい人間ドラマとして昇華。劇中劇として登場する、
『イバラード博物誌』の井上直久が手掛けた幻想的な美術も素晴らしい。
本が大好きな中学生の少女・雫。彼女はある時、図書カードに何度も連ねられた男子の名を見つける。
その男子・天沢聖司の名に、淡い恋心を抱く雫。だが実際の天沢は、ぶしつけで粗野なヤツだった・・・。
読書好きな女の子が、バイオリン職人を目指す男の子に恋をして、自身の物語を書く夢を目指していく瑞々しいラブストーリーです。
思春期ならではの、好きな人に素直になれないじれったさや、好きな人に対する憧れ、お互いに高め合う対等な恋愛に、ドキドキする恋愛青春アニメです。
地球屋のインテリアや猫のバロンが主人公の童話やディテールも、幻想的で、ステキです。
地球屋の主人と音楽仲間と雫と清司がカントリーロードをセッションするところや、雫が書いた物語の冒険など、印象的なシーンも多いです。
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