ショーシャンクの空に
ショーシャンク刑務所に、若き銀行の副頭取だったアンディ・デュフレーン(ティム・ロビンス)が、妻と間男を殺害した罪で入所してきた。
最初は刑務所の「しきたり」にも逆らい孤立していたアンディだったが、刑務所内の古株で“調達係 ”のレッド(モーガン・フリーマン)は彼に他の受刑者達とは違う何かを感じていた。
そんなアンディが入所した2年後のある時、アンディは監視役のハドレー刑務主任(クランシー・ブラウン)が抱えていた遺産相続問題を解決する事の報酬として、受刑者仲間たちへのビールを獲得する。
この一件を機に、アンディは刑務所職員からも受刑者仲間からも、一目置かれる存在になっていく。
アンディは刑務官に節税対策を教える替わりに、刑務所の施設などの改善を働きかける。
アンディは刑務所の仲間に希望を与えていく。
スティーヴン・キングの短編小説を映画化。
刑務所の劣悪な環境に負けず自分の信念を貫くアンディからどんな劣悪な環境に置かれても心の豊かさや希望を失わないこと、人生の大半を刑務所で過ごし出所したブルックスの末路からは刑務所を出て社会で更生することの難しさを教えてくれる傑作映画です。
アンティが鬼看守に遺産相続の節税対策をした見返りに囚人仲間と仕事終わりのビールを屋根の上で楽しめる特権を看守からもらいビールを楽しむシーン、刑務所の放送施設を使いアンディが「フィガロの結婚」を大音量で流すシーンなど忘れ難い名シーンが多く、ラストのアンディの脱獄とアンディとレッドの再会まで痛快でユーモラスで感動的な傑作映画です。
「人の心は、石で出来ているワケじゃない。そこにはだれも奪えない、立ち入れないものがある」
「それは、何だ?」
「希望だ」
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