すーちゃん、まいちゃん、さわ子さん 迷いながら前を向いて生きるアラサー女性の群像劇
すーちゃん(柴咲コウ)、まいちゃん(真木よう子)、さわ子さん(寺島しのぶ)は、かつてのバイト仲間。 それから十数年、今でも友情は続いている。
料理好きでカフェ勤務歴十数年のすーちゃんの、最近の関心事はもっぱら職場の中田マネージャー(井浦新)。
OA機器メーカー勤務のまいちゃんは、現在不毛な恋愛中。
そして、WEBデザイナーとして働くさわ子さんは、母と二人で祖母の介護の日々。
仕事、年齢、貯金、結婚、妊娠、介護・・・・それぞれの道を歩いてきた彼女たちの悩みはつきない。
ふと、立ち止り、よぎる不安--
《あたしが選んできたことは、ぜんぶ間違っていたの?》
それでも彼女たちは“ちょこっと"の幸せを見つけて、今を生きていく。
30代未婚女性のリアルな本音を淡々とした筆致でユーモラスかつ赤裸々に綴り多くの女性読者の共感を呼んできた益田ミリの人気4コマ漫画シリーズを、実力派女優陣の共演で実写映画化した女性ドラマ。
原作の魅力であるアラサー女性の本音をナチュラルに表現していて、男女を問わず共感出来る映画になっています。
上司に対する愚痴をこぼす同僚を面倒くさいと思いながら慰めたり、新しい出会いより自分の営業成績が心配だったり、面倒くさい取引先の男性のセクハラを受け流したり、母親の介護に悩んだり、将来の不安に悩みながらも、些細なことに泣き笑い前に向かって進んでいくアラサー女性すーちゃん、まいちゃん、さわこさんを、柴咲コウと真木よう子と寺島しのぶがナチュラルに演じていて、ゆるいユーモアたっぷりに描いているので、共感出来るし、原作のファンにも満足出来る女性映画になっています。印象的なセリフも多く、「聞き分けのいい女って、薄っぺらいと思わない?」「落ち込むのは、家に帰ってからだ」「全部頑張らなくてもいいんじゃない?」「捨てたほうの人生もありだったんじゃないかと思ってしまう」「遠い未来のために今を決めすぎることはない」など、日常の中で自分が選んだ選択肢に悩みながらも頑張っているアラサー女性すーちゃん、さわこさん、まいちゃんを愛おしく思い励まされる映画です。
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