るろうに剣心 最終章 THE Beginning
動乱の幕末。緋村剣心(佐藤健)は、倒幕派・長州藩のリーダー桂小五郎(高橋一生)のもと暗殺者として暗躍。
血も涙もない最強の人斬り・緋村抜刀斎と、恐れられていた。
ある夜、緋村は助けた若い女・雪代巴(有村架純)に人斬りの現場を見られ、口封じのため側に置くことに。
その後、幕府の追手から逃れるため巴とともに農村へと身を隠すが、そこで、人を斬ることの正義に迷い、本当の幸せを見出していく。
しかし、ある日突然、巴は姿を消してしまうのだった…。そして巴が抜刀斎に告げなかった過去を、緋村抜刀斎は知る。
<十字傷>に秘められた真実がついに明らかになる——。
和月伸宏の大ヒットコミックを映画化したシリーズ最終作にして、始まりの物語。
シリーズ最終作は、緋村剣心の十字傷の秘密と過去が描かれる「追憶編」。
桂小五郎が、言う「世の中を変えるには、情を捨てた狂気が必要」という暗殺によるテロルの先鋒として、「新しい世の中を作るため」という大義名分で人斬りをしてきた緋村抜刀斎が、巴との出会いとふたり切りの暮らしで人並みな穏やかな日々の幸せを知り、自分がしてきた人斬りが正義か悩み「守る剣を振るう」道を模索するヒューマンドラマを軸に描かれる。
人斬りとしての緋村抜刀斎が無駄のないスピーディーな動きで相手を殺すソードアクションが一見地味だけど殺気に満ちた殺陣が、捕われた状態から反撃して皆殺しにする冒頭の殺陣や池田屋事件に参加した沖田総司(村上虹郎)と抜刀斎のソードバトルそして抜刀斎を暗殺しようとする公儀御庭番「闇の武」との目の前に死の罠と刺客が待ち受けるクライマックスのバトルで描かれるので、幕末期の血の雨が降り続く殺伐とした時代の空気がリアルに感じられる完結編。
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