赤木雅子さんモデルの漫画「がんばりょんかぁ、マサコちゃん」第5話
2018年3月8日、トシオが亡くなり、近畿財務局の上司が赤木家を訪れた。
最初のうちは「何か出来ることがありましたら、お手伝いをさせていただきたい」などとマサコさんに上辺の優しさを見せていたが、「トシオさんは遺書など残されましたか?」「悪いようにはしないから、遺書を渡していただきたい」と内部告発を警戒する言動に怒りを感じたマサコさんは渡すことを断った。だがトシオの上司は、「マスコミに流したら大変なことになりますよ」と、トシオの遺書などをマサコが流さないように警告した。
トシオの親友の布川は、マサコさんを気遣う言動をしながらも「近財は、赤木に救われたな」「悪いのは、新聞報道のせいだ」など近畿財務局を庇う発言をしていた。
それでもマスコミが赤木家に殺到した時に、布川が紹介した弁護士がマスコミ対応して過熱した報道が沈静化したこともあり、マサコさんは布川を頼りにしていた。
6月のある日、布川から「財務大臣が、トシオさんの墓参りに来たいと言っているが、いかがですか?」とマサコさんに連絡があり、マサコさんは「ぜひ財務大臣にトシオさんの墓参りにいらしていただきたい」と承知した。
ところが、麻生財務大臣が、「トシオさんの家族が、来て欲しくないと聞いているので、伺っていない」と会見で話していることを知り、マサコさんは布川に裏切られたことを知った。
布川にマサコさんが電話すると、「マサコさんのお兄さんが、来て欲しくないとのことなので」と、布川がマサコさんに言った。
後から分かったのだが、布川がトシオのお兄さんに電話して「麻生財務大臣が赤木家のお墓参りしたら、マスコミが殺到して大騒ぎになりますよ」とマサコさんのお兄さんに牽制する言動で、マサコさんのお兄さんに財務大臣が赤木俊夫さんの墓参りを断るように誘導した。
トシオの親友の布川に裏切られたマサコは、人間不信になってしまう。
甘言や就職などを餌に赤木雅子さんを懐柔しようとしたり、マスコミに関わらないように警告する近畿財務局の悪辣なやり方に怒りを感じると共に、そこまでして公文書改竄の真相を闇に葬りたい国家権力の底知れぬ闇を感じた第5話。
3月19日に発売の号で収録される第6話以降では、雅子さんがどのように市民団体や相澤冬樹記者と繋がるかが描かれていくと思われ、楽しみです。
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