『はぁちゅう、詩織さんセクハラ告発者バッシングが卑劣!「女性の落ち度」が非難される理不尽! | My Mind Note・ミュージック&ムービー中毒で全身当事者主義な日々』
ハリウッドでは、大物プロデューサー・ワインシュタインによるセクハラ被害の告発に端を発した「#Me Too」ムーブメントが、伊藤詩織さんの山口敬之氏からの準強姦被害の告発に端を発した日本版「#Me Too」ムーブメントとなり、人気ブロガーはぁちゅうさんの電通時代のパワハラセクハラ被害の告発や演出家市原幹也氏の立場を利用した性的関係の強要なと、一般女性の性被害の告発が相次いでいる。
だが一方で性的被害告発者に対する卑劣なバッシングも、相次いでいる。
伊藤詩織さんには、実際には就労ピザの相談で山口氏と会食したのに、わざと事実を曲げて「仕事をもらうために二人で酒を飲んだから枕営業だろ」「二人で酒を飲んだのが軽率」、会見での服装を非難されたり、はぁちゅうさんは「童貞いじりをしていたくせに」とどっちもどっち論を振りかざされるなど、理不尽なバッシングをされている。
挙げ句の果ては、「AEDを男性が女性に使うとセクハラで訴えられる」というデマを流される悪質なものに、なっている。
以前からセクハラや性暴力の被害者には、「派手な服装をしているのが悪い」「女性の言動が加害者を誤解させた」など、何故か加害者ではなく被害者女性が責められる傾向がある。
そのことが性暴力の被害者が、泣き寝入りする原因になっている。
そういう傾向に、「加害者意識のない加害者男性の意識を掘り下げない限り、問題の本質が見えてこない」と、セクハラ被害者の相談を受けたり加害者男性の面談をしている金子雅臣氏が異議を唱えている。
金子氏の著書「壊れる男たちセクハラは何故繰り返されるのか」で金子氏は「セクハラや性暴力の加害者男性で加害者意識のない男性は多い」と語る。
ある仕事の相談にかこつけて女性に関係を迫った加害者男性は、「仕事の相談だからというのは女性を誘う時のきっかけだし、彼女も終始明るかったですよ」と、上下関係に支障をきたしたくないから女性が明るい態度をしていたことに気づかない。
また金子氏は「セクハラの加害者男性は自分の仕事上の立場に対し無自覚過ぎるし、男性の優位性に慣れ過ぎているが故に、簡単に相手の意思を無視したり自分の意思を強要していることに気づかない」と語る。
また性犯罪者の心理の研究をしている齊藤章佳氏は「性犯罪者は女性に対して、女性のイヤはいいの内など歪んだ認知があり、それは女性に対しての男尊女卑的社会通念から来ている」と語る。
なのに性犯罪防止の呼び掛けは、女性に対しての服装などの注意喚起に留まり、肝心な加害者男性に対しての注意喚起や健全な男女関係の築き方に対しての指導にはいかない。
男尊女卑的な社会通念を変えていかなければ、性犯罪は繰り返される。
女性の立場に立った時、自分が女性にする言動は嫌じゃないか、想像するところから始めることで周りを変えていくことに繋がる。
また女性が生理になった時の体調の悪さや正しい避妊のやり方や健全な男女関係の築き方を学べるような性教育を学校で学べるような教育体制作り、性暴力被害者を支えケアするワンストップ施設の拡充、準強姦罪の強制要件の改善など、性犯罪被害者支援のために尽くしていくことが、日本を先進国として世界に認めてもらう第1歩です。
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