天使の涙 香港のニューウェイヴ・ウォン・カーウァイ監督の傑作映画 その2

殺し屋(レオン・ライ)とそのパートナー(ミシェル・リー)は、仕事以外で顔を合わせることは、ほとんどない。
殺し屋のパートナーは、殺し屋に対して密かな恋心を抱いていたが、ある日彼は彼女の前から姿を消えてしまう。
その後、殺し屋は、かつて行きずりの関係にあった女性(カレン・モク)と再会するが、殺し屋は彼女の気持ちに応えられない。
一方、殺し屋のパートナーが住むアパートの管理人の息子モウ(金城武)は、夜な夜な勝手に他人の店で商売をしている。
彼は、失恋の痛手の癒えない女性(チャーリー・ヤン)に恋をする。
ウォン・カーウァイが、監督した「恋する惑星」の姉妹作品。
ウォン・カーウァイが、「恋する惑星」に続いて、恋愛に臆病なのに人恋しさのあまり温もりを求めてさまよう人々を、スタイリッシュにリリカルに描いています。
中でも、無理やり服を洗濯したり,散髪したりする金城武が、愛嬌があって、面白いです。
ミシェル・リーのけだるいアンニュイな魅力も、素敵です。
ウォン・カーウァイは、上手くコミュニケーション出来ない人々を、愛嬌のある魅力的な人物として描くのが、上手いです。
「傘が欲しい時に彼がいた。毎日雨降りならいいのに」「すぐに離れるのは分かっていたけど、この背中の温かさは永遠だった」

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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