母性 湊かなえ

持つものと持たないもの。欲するものと欲さないもの。二種類の女性、母と娘。高台にある美しい家。暗闇の中で求めていた無償の愛、温もり。ないけれどある、あるけれどない。私は母の分身なのだから。母の願いだったから。心を込めて。私は愛能う限り、娘を大切に育ててきました──。それをめぐる記録と記憶、そして探索の物語。 
「これが書けたら、作家を辞めてもいい。そう思いながら書いた小説です」
著者入魂の、書き下ろし長編。
一見すると愛し合う家族のように見えるが、実は「庭に花が咲き乱れる美しい家で幸せそうに暮らす家族」という理想像に捕らわれた虚像の家族だったら。
そして、数年前の土砂崩れをきっかけに、母と娘の愛し方にすれ違いが、生じてしまう。
愛を一心に捧ぐ母親と母からの愛と信頼を求める娘。もしも大人になっても娘を持っても、母からの愛を一心に求めてしまう娘のままだったら?
娘が、母親からの信頼と愛を得られないなら、どう育つのか?
母性愛とは、先天的なものなのか?後天的なものなのか?
母性愛がもたらす裏表を描いた傑作ミステリー小説です。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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