R B G 最強の85才 女性やマイノリティの権利発展に尽力した女性最高裁判事のドキュメンタリー映画
アメリカ最高齢の女性最高裁判事、ルース・ベイダー・ギンズバーグ、通称「RBG」の人生に迫るドキュメンタリー。女性やマイノリティの権利発展に努め、国民的アイコンとなったRBG。家族や友人が語る知られざる素顔と、最愛の夫とのエピソードを綴る。
アメリカ女性最高裁判事ルース・ベイダー・ギンズバーグ(RBG)―アメリカで最も尊敬される85才(2018年当時)のパワーウーマンの人生とキャリアに女性監督が迫ったドキュメンタリー映画。
厳しくも愛情深い母親に育てられたルース・ベイダー・ギンズバーグは、「淑女であれ」「自立せよ」という母親の教えを守り思慮深い女性に育った。
1950年代の不安定な時代に「何か時代に影響を与える仕事をしたい」と思ったルースは、ハーバード・ロースクールで弁護士の勉強を始めた。
1950年代は、ハーバード大学などで女性の入学を認めたが、ルースが図書館に法律書を借りに行ったところ、女性であることを理由に利用を断られたり、入学式で学長が女性学生だけを立ち上がらせて「君たちは男性が座るべき席に座っているのだ」と萎縮させる差別的暴言を投げかけたり、性別を理由にした性差別に直面する。
ハーバード大学を卒業後、ルースは弁護士の仕事を探したが、法律により弁護士の仕事に就けず、事務職で生活を営んだ。
後に、ルースは大学で性差別と法律について学生に教えながら、アメリカ自由人権委員会の顧問に指名され原告代理人としてアメリカ社会の性差別に関する案件の裁判に多く関わった。
男女の賃金格差などの性差別、投票法のアフリカ系アメリカ人の投票権を保護する条項の撤廃などに、ルース・ベイダー・ギンズバーグが立ち向かった経歴が、メインで描かれる。
陽気で快活な夫のマーティンと裁判では粘り強く意志が強いが控えめなルースの、欠点を補い合う夫婦関係、Tシャツやマグカップに使われたり映画のスーパーヒロインとコラボしたイラストを作られたり若者の人気者になったきっかけなど、性差別と戦った最強の最高裁判事だけでなく人間ルース・ベイダー・ギンズバーグに迫ったドキュメンタリー映画。
「特別扱いは望みません、ただその足をどけてください」
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