岡崎京子と山田花子について、花咲ける孤独、平坦な戦場で生き延びるということ

24歳で自殺した漫画家、山田花子さんは、「花咲ける孤独」、「魂のアソコ」、「嘆きの天使」などの作品で、学校などの人間関係の偽善やいじめ虐められる人間関係、他人の承認を過剰に求める不安感やコンプレックス、表と裏を使い分ける人間関係をブラックなギャグで笑い飛ばす漫画を作る中で、誰にも認められない、理解されない悲しみや偽善に対する怒りや無条件の愛情と承認を求めながら、愛されない悲しみや怒りを描いていた。
私もいじめ体験があり、生きづらさを抱えて生きていた私は、共感して読むようになりました。
平行して読んでいた漫画家は、岡崎京子さんです。
お喋りと物欲に夢中でいながら、夢中になれることや儚い温もりを追い求めて刹那的な欲望に走り心に虚しさを抱えて壊れながら、生きていく女性を描いた、「Pink」、「リバース・エッジ」、「ヘルタースケルター」が好きです。
「リバース・エッジ」の中で、「平坦な戦場で生き延びるということ」という言葉が、あります。
無条件に愛されたい、信じたい、認められたいと願う自意識を抱えて、追い求めながら壊れながら生きる私たちは、まさに「平坦な戦場で生きている」のです。
平坦な戦場で生きていく限り山田花子さんと岡崎京子さんの漫画は、生きていく上で必要だと思います。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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