シン・ゴジラ

11月3日、都心付近で二つの異常事態が同時発生。
ひとつは東京湾羽田沖から噴出した水蒸気、そして東京湾アクアラインではトンネルの崩落事故。日本政府は海底火山によるものだという見解を出した。
一方内閣官房副長官の矢口蘭堂(長谷川博己)は、巨大生物らしいものを現場で発見していち早く報告したが赤坂総理補佐官(竹之内豊)や東総理大臣(大杉漣)など相手にされない。
しかし巨大生物の尾の部分が改めて確認され、結果として矢口の意見は受け入れられる。
巨大生物は多摩川から大田区へ向かい、蒲田から岸に上陸しその全貌を人々の前に現した。
自衛隊が出動するものの生物の破壊力は凄まじく、上陸から2時間の間に死者・行方不明者合わせて100人超となる大惨事となった。
生物の上陸後に確認された放射線量の増加。やがて矢口達はこの生物が太古からのもので、放射能を浴びる事で巨大化した「ゴジラ」だと知ることになる。
東京だけでなく近隣の横浜や鎌倉にも上陸し被害を拡大していくゴジラ。果たして、人類にゴジラを止める手はあるか?
「新世紀エヴァンゲリオン」の庵野秀明が、ゴジラに挑戦した怪獣映画。
平成ガメラシリーズのようなシュミレーション映画の要素に加えて、ゴジラのような巨大不明生物にどう対応するのか法律的な側面などに踏み込んで、国民の避難を優先しつつ防衛出動を出すまでの手続きなど法律や管轄区域など政治の縦割り行政の硬直した対応で上手くいかないところを矢口たち巨大不明生物対策室のメンバーのはぐれ者やオタクの知恵と省庁を超えた団結力でゴジラに立ち向かう展開が胸熱。
長谷川博己や石原さとみなど演技派俳優のアンサンブルによるスピーディーな掛け合い、車が巻き上げられ電車が吹っ飛ばされビルが破壊され人々が逃げ惑うリアル感ある破壊描写、シリーズ第1作を現代的にアップデートした新世紀の怪獣映画。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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