「スーパーマン」などを手掛けた映画監督リチャード・ドナーが、死去
「リーサル・ウェポン」シリーズや「グーニーズ」などを手掛けたハリウッドのプロデューサーで映画監督のリチャード・ドナーさんが5日、死去した。91歳だった。
家族と制作会社が明らかにしたとして複数のメディアが報じた。死因は伝えられていない。
ドナーさんと妻のローレンさんが共同経営していた制作会社は「フリー・ウィリー」、「X-MEN」、「デッドプール」といった作品を世に送り出してきた。
映画・テレビ業界での60年にわたるキャリアの中で、ドナーさんは1978年の「スーパーマン」、85年の「レディーホーク」、「グーニーズ」、88年の「3人のゴースト」などの監督を務めた。
「グーニーズ」の制作を担当したスティーブン・スピルバーグさんは5日、自社を通じてツイッターに声明を投稿。ドナーさんについて、あらゆるジャンルでの才能に恵まれていたとし、「仕事をともにした時のその姿は人気者のコーチさながらで、同時にすこぶる頭の切れる教授のようでもあった。人のやる気を引き出すことにかけては誰よりも激しく、また最も愛すべき友人、信頼できる盟友だった。そしてもちろん、誰にも負けない最高のグーニーでもあった」と、その人柄をしのんだ。
「グーニーズ」で主役の少年を演じたショーン・アスティンさんや、「リーサル・ウェポン」シリーズで主演を務めたメル・ギブソンさんも、SNSや芸能メディアに追悼のメッセージを寄せた。
私的には、リチャード・ドナー監督作品は、「スーパーマン」「グーニーズ」「オーメン」など、様々なジャンルを手掛けた職人監督で、メル・ギブソンと組んだ「リーサル・ウェポン」シリーズなど楽しませてもらい、信頼出来る職人映画監督だった。
それだけではなく、「スーパーマン」が後のクリストファー・ノーラン監督版バットマンやザック・スナイダー監督版スーパーマンに多大な影響を与えたこと、「リーサル・ウェポン」シリーズが刑事バディアクションものの原型を作ったことなど、もっと評価されていい映画監督だった。
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