ファイナル・ガール 惨劇のシナリオ 「俺たちはホラー映画の上映会に参加していたと思ったら、いつの間にかホラー映画の中にいて殺人鬼と戦うことになった」
有名なホラー映画女優だった母・アマンダ(マリン・アッカーマン)を交通事故で亡くしたマックス(タイッサ・ファーミガ)。
3年後、失意の底から立ち直った彼女は、友人たちに誘われ、母が出演していた80’sホラー映画を鑑賞することに。
ところが突然、映画館で火災が発生。パニックになって逃げ惑う中、気が付くと、物語の中に入り込んでしまう。
冒頭シーンが目の前で起こったり、映画の登場人物のはずのカートたちに会ったりとありえない出来事に戸惑いながらも、ナンシー役を演じている母にも会え、マックスは喜びの涙が止まらなかった。
だが、当然、殺人鬼ビリーも出現し、次々とシナリオ通りに殺されていく……。
母の命が危ない!!
マックスたちが加わったことで、ストーリーは変わるのか?!それともシナリオ通りに終わってしまうのか……?!
この映画は、「伝統的なスラッシャーホラー映画の上映会に参加していたと思ったら、いつの間にかスラッシャーホラー映画の中にいて殺人鬼と戦うハメになった」というもの。
マックスたちがスラッシャーホラー映画のキャラクターに加わってストーリー展開が変わって予想外の流れになったり、映画の筋書きを逆手に取って危なくなった時は回想シーンにスイッチしたり、パジャマ・パーティーに罠を仕掛けてビリーを攻撃するなど、「スクリーム」「キャビン」のようにスラッシャーホラー映画のお約束や死亡フラグやキャラ設定へのオマージュやパロディを盛り込みつつ、かつてのスクリームクィーンの母アマンダと娘マックスの時や現実や虚構の壁を超えた母娘のシスターフッド、生真面目なマックスが母アマンダの死のトラウマを殺人鬼ビリーとの死闘の中で乗り越える成長物語を絡めて、青春映画やホラー映画が好きな人にも楽しめる痛快なスラッシャーホラーコメディ映画。
「処女、舐めんな!」
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