ランナウェイズ アヴリル・ラヴィーンなど若手ロックシンガーに影響を与えた伝説のガールズロックバンド

1975年、ロサンゼルス。音楽好きなジョーン・ジェット(クリステン・スチュワート)は、ロックをやりたいと周囲に訴え続けるが、誰からも相手にされずにいた。
そんなある日、出会ったのは敏腕プロデューサー、キム・フォーリー(マイケル・シャノン)。
男社会のロック界に、10代の女性だけのバンドをデビューさせれば売れると考えたキムは、ジョーンを筆頭にメンバーを集める。
だが、それだけでは何かが足りない。それは、グラマラスでセクシーなヴォーカルだった。
同じ頃、シェリー・カーリー(ダコタ・ファニング)は、“普通でかわいい女の子”でいる自分に違和感を持っていた。好きな音楽を共有する友達もいない。
ある日、親の目を盗み、思い切り派手なファッションとメイクで出かけたクラブで、キムから声をかけられる。“君こそ求めていたヴォーカルだ”。
男勝りな格好のジョーンたちに女性らしいルックスのシェリーが加わり、最強のガールズバンド“ランナウェイズ”が誕生。
活動を始めた彼女たちは、男たちから差別を受けながらも着実に実力をつけ、その人気は世界中に広がっていく。
だが、すべてが順調に進み始めた頃、シェリーの父親が倒れる。
自分だけが自由気ままに生活しているという罪悪感と家族への愛、一方で自由になりたいという感情の板挟みで、次第に精神のバランスを崩していくシェリー。
またバンド内でも、シェリーのルックスばかりが注目を浴び、色物扱いされる苛立ちと嫉妬から、軋轢が生まれてくる……。
クリステン・ステュワートとダコタ・ファニングを主演に迎え、ロックが男たちだけのものだった1970年代に彗星のごとく現われ一世を風靡したガールズ・ロック・バンド“ランナウェイズ゙”の栄光と挫折を描く音楽青春映画。 

思春期独特の自分の殻を破りたくてウズウズした気持ちや苛立ちがよく描かれているし、ロックバンドの練習ややじに対する対応を学んだり、酒などやりたい放題のロック・アーチストのムチャクチャな生態、シェリーとジョーンを中心にメンバー間の友情や対立やセクシーなルックスだけの色物扱いされた苦悩をリアルに描いているし、特にジョーン・ジェットを演じたクリステン・スチュワートのクールでとんがった存在感が群を抜いているし、「チェリーボム」などのランナウェイズの代表作が満載だし、ロック好きならお勧めの傑作です。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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