キングスマン 最強紳士スパイが過激に悪を撃つ その1

17年前に父を亡くし、無職のままロンドンで母と暮らすエグジー(タロン・エガートン)。
彼の前に現れたハリー(コリン・ファース)は、普段は高級テイラー「キングスマン」の仕立て職人、だが裏の顔は秘密裏に活動する国際諜報機関のスパイだった。
同僚だったエグジーの父にかつて命を救われたハリーは、エグジーをキングスマンの新人候補としてスカウトする。
並みいるライバルたちの中、新スパイの座を賭けて熾烈な競争をくり広げるエグジー。
一方、ハリーは、環境保護のため人類大虐殺という世界規模のテロ計画を進めるIT富豪、ヴァレンタイン(サミュエル・L・ジャクソン)の行方を追っていた。
果たしてエグジーは、ハリーの助けを得ながら新たなスパイとなることができるのか? 
そして、ハリーはヴァレンタインの怖ろしい計画を阻止することができるのか?
原作は、マーク・ミラーの「キングスマン・ザシークレットサービス」。
「キックアス」でもいい効果を与えていたスローモーションやコマ落としを多用したダンスのような華麗なアクションシーンの数々(パブでハリーに絡んだチンピラとハリーのバトル、教会でのハリーと狂信的なキリスト教徒のバトル、ラストのエグジーと両足の義足に鋭利な刃物を仕込んだガゼルのバトル)、貧しく閉塞した状況にぐれていたエグジーがハリーの厳しくも「人間の価値は生まれではなく何をなすかだ」という励ましのもとで一流の紳士スパイになっていく成長物語、溺死する寸前まで水攻めにされた状況からの脱出訓練やパラシュートが開かないメンバーがいる中で協力して着地点にたどり着く訓練など厳しい訓練の中で心を通わせるエグジーとロキシーの友情、麻酔針の出る時計や手榴弾になるライターや防弾仕様で武器になる傘など往年のスパイ映画の秘密兵器をアップデートしたガジェットの数々、ヴァレンタインの世界征服計画に保身のために応じる特権階級を皮肉るブラックな描写、スパイ映画のお約束を逆手にとった捻りを効かせた予想外な展開、痛快なスパイ映画に仕上がっています。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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