マレフィセント 「眠れる森の美女」のヴィランを新たな視点で描いたファンタジー映画 その1
不朽の名作「眠れる森の美女」に登場し、オーロラ姫に永遠の眠りの呪いをかける邪悪な妖精マレフィセント。
彼女の視点から物語が描かれ、その知られざるエピソードがつづられるファンタジー。
妖精の国に住むマレフィセント(アンジェリーナ・ジョリー)は、人間の国から迷い込んだ少年ステファンと恋に落ちる。
だがステファンは彼女を裏切り翼を奪って力を弱め、その功績で王となる。
やがてオーロラ姫(エル・ファニング)が誕生し、城では誕生記念パーティーが開かれた。
そこに現れたマレフィセントは、16歳の誕生日に永遠の眠りにつく呪いをオーロラ姫にかける。
オーロラ姫は妖精の守護の下で健やかに美しく育っていくが、屈託のない真っすぐで美しいオーロラ姫を見守る内に呪いをかけたことをマレフィセントは後悔するようになる。
なぜマレフィセントが、オーロラ姫に呪いをかけたか? それは、ステファンがマレフィセントを王座のために裏切ったためであること。人間と妖精の国の争いが、関係あること。そして、人間に対する怒りや恨みのために闇に堕ちたマレフィセントが、オーロラ姫を見守る内に大きな強い母性愛に目覚めてオーロラ姫を救おうとする中で、優しさや愛を取り戻していく姿が描かれ、「アナと雪の女王」のように新たな視点から語り直したファンタジー映画の傑作になっています。
マレフィセントのゴシック・ファッションやオーロラ姫が妖精と無邪気に泥んこ遊びをするシーンやマレフィセントが人間の軍隊と戦う合戦シーンやマレフィセントと従者デュバルのユーモラスなやりとりも、印象的です。
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