映画 続・深夜食堂

ネオンきらめく繁華街の路地裏。
夜も更けた頃に「めしや」と書かれた提灯に明かりが灯ることから、人は“深夜食堂”と呼ぶ。メニューは酒と豚汁定食だけだが、頼めば大抵の物なら作ってくれる。そんなマスター(小林薫)の作る味と居心地の良さを求めて、その小さな食堂は夜な夜なにぎわっていた。
ある日、常連客たちが何故か次々と喪服姿で現れる。不幸が重なることはあるもので故人の話を語り合う中、また一人、喪服姿で店に入ってくる範子。だが、範子(河井青葉)は喪服を着るのがストレス発散という変わった趣味を持っていた。ところが実際に葬式をすることになり、そこで知り合った石田(佐藤浩市)に惹かれて……。
父親を亡くした近所のそば屋の息子・清太(池松壮亮)は母・聖子(キムラ緑子)との関係に頭を悩ませつつ、年上の恋人・さおり(小島聖)との結婚を考えている……。 
金に困った息子に呼ばれ田舎からわざわざ出てきたという夕起子(渡辺美佐子)。
息子の知人という人物に大金を渡してしまい、騙されたのではと周囲は心配するが本人はどこか気にしていない様子……。 
春夏秋冬、ちょっとワケありな客が現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出してゆく……。 
大人のファンに支持されているテレビドラマ「深夜食堂」の劇場版第2弾。 
仕事のストレスが溜まると喪服姿で出掛ける女性編集者のエピソードでは、キレイに装っている自分と普段の自分のどちらが本当の自分でどちらが幸せなのか。 
親離れ子離れ出来ない蕎麦屋親子のエピソードでは、親と子の独り立ちの難しさ。
 「来てきて詐欺」にあった初老の女性のエピソードでは、切っても切れない親子の絆について考えさせる人情味のある人間ドラマ。 
焼き肉定食や焼きうどん定食や豚汁定食やソバなど、マスターが深夜食堂を訪れる客に作るお客の重荷を下ろし癒し生きる活力を取り戻させる絶品料理の数々。 
前作でマスターに助けられたみちるが「来てきて詐欺」にあった初老の女性を助けたり、料理と優しさのおすそ分けが繋ぐ人と人の絆。
擦りきれそうになる心が癒される傑作ヒューマンドラマ映画です。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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