映画 深夜食堂
マスター(小林薫)の作る味と居心地の良さを求めて、夜な夜なにぎわうめしや。
ある日、誰かが店に置き忘れた骨壺をめぐってマスターは思案顔。詮索好きな常連たちは骨壺をネタに、いつもの与太話に花を咲かせている。
そんなめしやに、久しぶりに顔を出したたまこ(高岡早紀)。愛人を亡くしたばかりで新しいパトロンを物色中だったが、隣にいた年下の男と肌が合い・・・。
無銭飲食をしたことを機に、マスターの手伝いを兼ねて住み込みで働くことになったみちる(多部未華子)。いつのまにかめしやに馴染むが、どこか事情を抱えたままで・・・。
福島の被災地から来た謙三(筒井道隆)は夜な夜なめしやに現れては、常連のあけみ(菊池亜希子)に会いたいと騒いでは店の客と一悶着・・・。
春夏秋冬、ちょっとワケありな客たちが現れては、マスターの作る懐かしい味に心の重荷を下ろし、胃袋を満たしては新しい明日への一歩を踏み出していく。
ドラマ「深夜食堂」映画版。
常連客が集い時には持ち込みや料理を分け合い肩を寄せ合う深夜食堂のファミリー感(元お妾のたまこさんとはじめの淡い恋、ネットカフェ難民の多部未華子が深夜食堂のマスターや常連たちの支えで新しい道を一歩踏み出す再起、震災ボランティアと被災者の交流など)、玉子焼きやタコさんウィンナーやナポリタンやとろろご飯やカレーや桜の花びらの塩漬けの酒など素朴で美味しいつまみや酒、深夜食堂に置き忘れた骨壺や深夜食堂のマスターの腱鞘炎などが絡むストーリー、ネットカフェ難民の多部未華子や元お妾の高岡早紀など訳ありの人達と深夜食堂のマスターや常連客の触れ合い、風鈴や祭りなどの下町の風情、ほっと一息出来る映画です。
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