ルパン三世 カリオストロの城
宮崎駿が初めて劇場用作品の監督を手がけた「ルパン三世」第2弾。
ヨーロッパの小国カリオストロ公国。
ニセ札の噂が絶えないこの国へやって来たルパンは、悪漢に追われるひとりの少女クラリスを助けるが、彼女は再び連れ去られてしまう。
実はカリオストロ公国・大公家のひとり娘であったクラリスは、強引に結婚を迫るカリオストロ伯爵によって城に幽閉されていたのだ。
ルパンは既に城内に忍び込んでいた不二子の手引きで城に潜入するのだが、そこにはカリオストロ公国が世界を裏から支配する偽札ゴート札そして秘宝の謎が待ち構えていた。
冒険活劇映画には定評のある宮崎駿だけに、ルパン三世が世界経済を裏から操るカリオストロ公国に戦いを挑むストーリーを、崖を駆け上り空を飛ぶ痛快なアクション満載で描いています。
ルパン三世と幼い頃ルパン三世を救ったクラリスのほのかな恋も、ロマンチックなアクセントをつけています。
後のアクション映画に多大な影響を与えていて、オートジャイロを使ったスカイアクションと軽快でアクロバティックなバトルアクションは「K―20怪人二十面相伝」に、崖の斜面を駆け上がるアクションは「るろうに剣心」で剣心が身体を斜めに倒しながら疾走して敵を倒すアクションに、影響を与えています。
「私も連れて行って!泥棒はまだ出来ないけど、きっと覚えます」「ヤツはとんでもない物を盗んでいきました。あなたの心です」などの名ゼリフも多く、ルパン三世の中でも人気の高い傑作です。
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