『詩織さんから働く母親まで男尊女卑が爆発した一年を総まくり | My Mind Note・ミュージック&ムービー中毒で全身当事者主義な日々』

今年一年は、#Me Tooムーブメントに端を発した社会全体でセクハラなどを許さない流れが根付いた年だったけど、一方山口敬之氏からの準強姦被害を告発した伊藤詩織さんなどの性的被害を告発する女性に対しての誹謗中傷が爆発した一年でもあった。
まず、山口敬之氏からの準強姦被害を告発した伊藤詩織さんに対しての、いわれなきバッシング。「ハニートラップ」など誹謗中傷がネトウヨや安倍応援団から起こった。だが詩織さんの「性的被害者が泣き寝入りせざるを得ない捜査や司法のシステムを変えたい。被害者を救済するシステムを作りたい」という思いは徐々に拡散して、外国のメディアにも取り上げられるまでになった。だが、山口氏は詩織さんとの民事裁判にも姿を表さず、身内のネット番組で反論にならない反論をしたりしている卑劣さ。来年夏には、詩織さんと山口氏の裁判での対決があり、意識をなくした詩織さんを引きずっていく山口氏の姿が映る防犯カメラの映像などを突き付けられたら、山口氏の失脚は確実だろう。来年の裁判は、要注目。
その2は、斉藤由貴など女性芸能人の不倫は糾弾されるのに、宮迫博之など男性芸能人の不倫はネタにされ笑われるだけということ。
これは、女性にだけ貞節を求め男性芸能人の女遊びは芸の肥やしとして寛容な日本の芸能界と、夫の遊びを許すのが良い妻とされる男尊女卑的な価値観が根強い日本の状況をよく表れていること。
その3は、「ワイドナショー」での指原莉乃が、岩手県の町長と福井県の市長によるセクハラを告発した女性を「ハニートラップの可能性がある」と攻撃する発言をしたこと。
これは、詩織さんが準強姦被害を告発した時も似た中傷がされたが、セクハラなどを告発した勇気ある女性の意思を封殺する悪質なもので、男社会の空気を読み迎合する指原莉乃の処世術は男社会で生き延びるために身に付けることを強いられた女性の処世術と同じだが、こうした処世術が女性を窒息させているもので、こうした処世術が幅を効かせる日本はまだまだ女性が輝ける社会ではないことを、よく表していること。他にも痴漢告発者に対してのいわれなきバッシングや議会に子連れで行った女性議員に対してのいわれなきバッシングなど今年明らかになった男尊女卑的な日本の実情を見据えて、来年は男性がどう意識改革して男尊女卑的な価値観や実情を変えるかが問われる一年になる。日本が、女性の輝ける国になるかは、これからが正念場だ。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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