『ブルゾンちえみの新ネタ「女のイヤはイヤじゃない」に反発の声も | My Mind Note・ミュージック&ムービー中毒で全身当事者主義な日々』

お笑い芸人ブルゾンちえみが、1月1日に放送された「ぐるナイ!おもしろ荘」で披露した新ネタ「素直じゃない女」が、ネット上で反発を呼んでいる。
"素直になれない系女子"を演じたブルゾンは、「男子、これだけは覚えてて欲しい。女のイヤはイヤじゃない」と独白。ブルゾンの飲みかけのミネラルウォーターを、ブリリアンが飲むと「やだ、やだって、やだやだ。それ、私が飲んでた水だよ」と、わざとらしく嫌がる。
足をくじいた演技をした後に、甲斐甲斐しく介護するブリリアンを「やめて、お願い!」と突き飛ばすなどした後に、「なんでこうなっちゃうんだろ。私」と後悔し、「本当は、イヤじゃないよ!」と絶叫するというネタだった。
このネタを見たゲストの綾瀬はるかは「本当にイヤな時もありますよね?」とブルゾンに質問すると、「そうなんです!」と即答した。
一方、出川哲朗は、「女のイヤはイヤじゃない」と持論を述べた。
このネタの問題は、女性の素直に自分の気持ちを言えない部分を拡大して、女性のイヤが全てイヤじゃないという誤解を与えること。
ブルゾンちえみは、キャリアウーマンネタで、女性に「失恋なんか引きずらないで、新しい男を探して」などカッコいい女をアピールして共感を得ていただけに、「女のイヤは良いのうち」という男の常套句に迎合するようなネタはあまり好ましくない。
そもそも「女のイヤは良いのうち」という常套句は、男がセクハラやストーカー行為を正当化するために使う性の悪い言い訳じみた言葉で、女性に対して強気に出れば何でも許されるという誤解を助長する言葉であることを、いい加減マスコミもテレビを見る男性は分かったほうが良い。
また、この言葉には女性の言う言葉はまともに聞かなくて良いという、女性の気持ちや立場を尊重しないなめた本音が見えるのが、性悪い。
2017年に放送したNHKあさイチでのアンケートで、何が関係を持つことをOKしたサインになるかという質問に、27%の人が一緒にお酒を飲んだ時と答え、25%の人が一緒に車に乗った時と答えているが、一緒にお酒を飲もうが車に乗ろうが、関係を持つことをOKしたこととイコールにはならないのは理性を持つ人間なら理解出来ること。相手の同意をしないで、相手の体を触ったりプライベートに踏み込んだり触れられたくないことに踏み込むことは、セクハラと同様に相手に失礼で傷つける行為。
男性も女性も自分の言動の中に、相手に迎合していることがないか力に屈して本音を隠していないか、内面を掘り下げ自分がどう感じ考えているかを尊重していくことを優先することが大事。その上で相手と譲歩したりするのが、自分を大切にすることに繋がる。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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