日本第一党の参院選候補者の他党候補者などへのヘイトスピーチに、本村相模原市長が対決姿勢
参院選神奈川選挙区に立候補している「日本第一党」の萩山あゆみ氏が選挙演説の中で相模原市人権施策審議会の韓国籍の委員を誹謗(ひぼう)中傷したことについて、相模原市の本村賢太郎市長は7月1日の定例会見で「事実であるならば許されない」と述べた。
萩山氏は6月30日、JR茅ケ崎駅前の選挙演説で、相模原市人権施策審議会の韓国籍の女性委員について「日本国民に対する差別発言をした」と事実をねじ曲げて発言。
委員に国籍条項はないにもかかわらず「外国籍が法律作りに関わるのはおかしい」などと一方的にまくしたてた。
本村市長は「発言は直接聞いていない」とした上で「相模原市の72万市民の中には1万6千人の外国人市民がいて、だれ一人取り残さない市政を運営していかなければいけないと思っている。(外国籍の市民に対する)差別的な話は許されない」と強調した。
日本第一党は2019年3月の相模原市議選で3人の候補者を擁立。
桜井誠党首は小田急線相模大野駅前の応援演説でデマと差別を拡散した。
本村市長は同市議選にも触れ「選挙という国民の審判をいただく場で民族的な差別があっては決してならないと思っている」と差別を許さない姿勢を示した。
また萩山候補者は、7月5日の街宣でも「スピードって言う覚醒剤か売春婦のグループの候補者」と今井絵理子候補者や「コアラ(お笑い芸人)の元嫁」と三浦じゅん子候補者を揶揄する発言を繰り返しており、別の日では街宣活動に抗議する女性を取り囲み威嚇し罵倒するなど、国民に政策を理解してもらう努力するどころか威嚇し罵倒する日本第一党の候補者は、まさに言論の自由を傷つける暴力団のような反社会勢力。
参院選で候補者を立てているレイシスト集団「日本第一党」の瀬戸弘幸最高顧問は7日、演説に立った東京都内と川崎市内で在日コリアンに対するヘイトスピーチを連発した。
選挙演説をかたって排斥をあおり立てる卑劣で反社会的な行為。差別的言動に刑事罰を科す条例がある川崎市ではトーンを抑えながらも差別扇動を繰り返し、二重三重のひきょうさをむき出しにしていた。
神奈川選挙区で立候補している萩山あゆみ氏らの応援と称し、都内の在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部前で選挙カーに上った。
総連関係者に向けた言葉に見せかけながら、「在日朝鮮人を全員北朝鮮に連れて帰ってください。日本で迷惑ばかりかけている」「在日朝鮮人も皆、おまえたちが連れて帰ればいい。その方が日本は平和になる」と在日コリアン全般について存在を否定。
「迷惑」「平和になる」という虚言を弄(ろう)し、日本社会からの排除をあおり立てた。
朝鮮総連を批判する体で「即刻帰れ。なんでいるんだ」「日本に住む資格もなく必要もない。追い出すべきだ」「日本にいることが嫌なんだ」といった政治的主張とは無関係な迫害の言葉もまくし立てた。
その後に向かった川崎市役所前ではトーンダウン。「朝鮮総連で演説をしてきた」と紹介しながら、「迷惑をかけている在日朝鮮人がいるので、連れていってくださいとお願いをしてきました」と言葉遣いを変え、市条例に抵触しないよう意識していることをうかがわせた。
それでも排斥のメッセージに変わるところはなく、抗議に駆け付けた市民に「差別をやめろ」と非難されながら、在日コリアンを暴力的な存在にねじ曲げる「暴れるな朝鮮人」というプラカードも掲げ続けた。
横浜市内の男性(35)は「条例をかいくぐってでもヘイトスピーチがしたいという卑劣さがはっきりした。選挙を差別の場に利用しているだけだ」と憤る。
一方で「条例があからさまなヘイトの抑止になっている効果も確かめられた。
他の自治体に条例を広げたり、法規制を急ぎ、これ以上社会が壊されるのを防がなければ」とうなずいた。
明日の選挙では、言論の自由を傷つける暴力団候補者を全員落選させましょう。
国民を威嚇する萩山候補者
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