L.Aコンフィデンシャル アカデミー賞を「タイタニック」と争った伝説のフィルムノワール
ギャング同士の縄張り争いが、激化する’50年代のロス。
街のコーヒーショップで元刑事を含む6人の男女が惨殺される事件が発生した。
殺された刑事の相棒だったバド(ラッセル・クロウ)が、捜査を開始。
殺された女と一緒にいたブロンド美人リン(キム・ベイシンガー)に接近する。
彼女は、スターに似た女を集めた高級娼婦組織「ユリの館」の一員。
同じ頃、その組織をベテラン刑事のジャック(ケビン・スペイシー)が追っていた。
野心家の若手刑事エド(ガイ・ピアース)も事件を追い、容疑者を射殺。事件は解決したかに見えたが……。
アメリカ文学界の狂犬ジェイムズ・エルロイの同名小説をカーティス・ハンソンが、原作に忠実に映画化。
母を父に殺され仇を討ちたくて刑事になった荒れくれ刑事バドを演じるラッセル・クロウ、父や兄のような刑事になりたい野心家刑事エドを演じるガイ・ピアース、刑事ドラマの監修をやっている刑事ジャックを演じるケビン・スペイシーの対照的な刑事3人が対立しながらも己が信じる正義のために、ナイトアウル事件とコーエンの部下殺害とユリの館の3つの事件を結びつける意外な真相にたどり着くまでの複雑で予想外な展開がスリル満点で、背後にある陰謀(ミッキー・コーエン亡き後のロスの支配に関係あり)に驚かされます。
エドとバドとリンの三角関係のロマンスも加えて、クライム・サスペンス・ノワールの傑作になっています。
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