「スシローと不愉快な仲間たち」第2話 安倍政権と年金問題を擁護するつもりがぐぬぬの巻
安倍首相の心の声を代弁する御用評論家、陰謀論全開で政権批判者を攻撃するネトウヨ文化人、中立のふりしてこっそり政権の味方をするどっちもどっちコメンテーター……。メディアを跋扈する安倍応援団を、ツイッターでも人気のまんが家・ぼうごなつこが、笑い飛ばします。
第2話では、タイトルにもなっている御用ジャーナリスト・田崎史郎氏そっくりのキャラと、天敵・玉川徹氏そっくりのキャラが年金問題と安倍政権の責任について漫才を始めちゃうという展開、いったいオチは……。
このマンガはフィクションです。
ただし本物の田崎史郎氏も6月13日放送の『ひるおび』(TBS)で「退職金を運用している」という旨の発言をしていました。
また、年金創設時の厚労官僚の「何十兆円もある」「使ってしまえ」発言は『厚生年金保険制度回顧録』のなかで証言されています。ただし本物の田崎史郎氏も6月19日放送の『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日)で「民主党政権はできなかった」という旨の発言し、本物の玉川徹氏に切り返されていました。
漫画の内容は、田崎史郎ことスシローが、玉川徹の「年金問題どうですか?」に、「65歳で年金もらって資産運用しています。賦課方式だから減ることは仕方がない」と安倍政権の年金の方針を弁護するようなことを言うと、玉川さんは「賦課方式でも年金給付出来るという前提で積み立て式から変更したけど、実際には年金積立金を自分たちの天下り先確保と土建業の票集めのために流用し、やれグリーンピアだ!やれ年金保養所だ!と散財して、少子化対策もしていなかった」と安倍政権の怠慢を突っ込むと、スシローは「民主党は3年やって最低保障年金を実現出来なかった」と安倍政権を弁護し、玉川さんが「安倍政権は6年やって少子化対策もしていないし安定した年金を実現出来なかった」と突っ込むという内容。
そもそも年金制度が破綻した理由は、年金積立金を天下り先確保や年金保養所に流用し、年金積立金を投資に浪費して安定した給付が出来なくした放漫運用にある。さらに参院選で自民党は、年金積立金を投資で増やして給付金をアップするという絵に描いた餅のような政策を性懲りもなく街頭演説している。それよりも富裕層への所得税累進課税率を上げ、会社が溜め込んでいる内部留保を吐き出させるために法人税を上げて、年金を下支えする方が現実的。
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