レスラー 「プロレスに生き、プロレスに死ぬ。これがオレの生きざまだ!」
80年代からプロレスを続けてきたランディ(ミッキー・ローク)は、老体に鞭打って激しい試合を続けてきたが、心臓病のため引退を余儀なくされる。
馴染みのストリッパー・キャシディ(マリサ・トメイ)に心の安らぎを見いだし、疎遠になっていた娘とやり直そうとしたり、スーパーのお惣菜売り場で働いたりするがうまくいかない。
プロレスへの情熱を忘れられず、最後の試合に挑む。
ミッキー・ロークが自身の紆余曲折の人生を役に重ね合わせて、プロレスに命を懸けた主人公ランディを熱演。
相手選手と試合展開を練ったり、サイン会の様子や年を重ねるに連れてプロレスだけでは食っていけずスーパーの店員をしたりして暮らしたり、プロレスの裏側を描いた内幕物としても楽しめる映画です。
音楽も、ガンズ&ローゼズ、デフレパードなど80年代ロック満載でいいです。
ステロイドなどの薬物やハードコアな試合で身体はボロボロ。それでも観客の歓声を忘れられずに死が待っているかもしれないリングに戻っていく主人公の熱い生き様に、激しく心揺さぶられました。
ラストに流れるブルース・スプリングスティーンの主題歌が、主人公の不器用な生き方を表現していて、心揺さぶられました。
「時が経てば、あいつは終わった、もう終わりだと言われる。俺にプロレスを辞めろと言えるのは君らファンだけだ。俺はまだここに立っているぞ!」
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