はじめての認知療法 大野裕

うつ・不安が軽くなる、こころが晴れるメソッドとは? 
第一人者による認知療法入門書が登場! 
「うつ状態になると、私たちは、何事も悲観的に考えるようになり、本来の自分の力を発揮できなくなります。意識しないうちに、悲観的な自分の世界に入り込んでしまっています。認知療法では、そうした悲観的な自分の世界から少し顔を上げて、現実に目を向けながら新しい考え方ができるように手助けしていきます」──本書より 
著者略歴
 大野/裕1950年、愛媛県生まれ。1978年、慶応義塾大学医学部卒。85年から88年まで、コーネル大学、ペンシルベニア大学に留学。国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター長。日本認知療法学会理事長。認知療法活用サイト「うつ・不安ネット」発案・監修(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
うつ病などで悲観的に考えてしまい、どのように解決したら良いか分からなくなるので、可能な範囲で客観的に現実を見つめ直し問題に対処出来るようにするのが、認知療法の基本的な考えです。気持ちが動揺した時に瞬間的に浮かんでくる考えを「自動思考」といい、認知療法では「自動思考」の中にあるその人なりの「こころのクセ」スキーマつまりその人の基本的な人生観や人間観にある認知の偏りを修正し、日常生活の中を気づきを大切にしながら柔軟に対処出来るようにする考えを身につけるのが認知療法の目的です。
認知療法の流れは、まず患者さんの性格や気質や生い立ちや発症のきっかけについて詳しく尋ねて患者さんのスキーマを明らかにし、スキーマのどこに問題になっているか、どのように治療するかを判断する。
次に患者さんの問題を整理しながら、日常生活の中で達成感や楽しみを感じられる行動を増やしていく「行動活性化」、具体的な問題を解決するスキルを伸ばしていく「問題解決技法」、自分の気持ちや考え方を適切に相手に伝える「アサーション主張訓練」などの行動技法を用いて考え方のバランスをとり、鬱や不安を和らげる手伝いをしながら、自動思考と現実とのズレに気づき柔軟でバランスの良い考え方を身につける「認知再構成法」をするという流れです。
認知療法について詳しく解説している認知療法入門書です。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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