おみおくりの作法 故人に寄り添う民生委員の最後の弔いとは

ロンドン市ケニントン地区の民生係、ジョン・メイ(エディ・マーサン)。
ひとりきりで亡くなった人を弔うのが彼の仕事。事務的に処理することもできるこの仕事を、ジョン・メイは誠意をもってこなしている。
しかし、人員整理で解雇の憂き目にあい、ジョン・メイの向かいの家に住んでいたビリー・ストークが最後の案件となる。
この仕事をしているにもかかわらず、目の前に住みながら言葉も交わしたことのないビリー。
ジョン・メイはビリーの人生を紐解くために、これまで以上に熱意をもって仕事に取り組む。
そして、故人を知る人々を訪ね、イギリス中を旅し、出会うはずのなかった人々と関わっていくことで、ジョン・メイ自身も新たな人生を歩み始める……。
孤独死した人のおみおくりをする民生委員ジョンメイの寡黙に、孤独死した人と遺族の繋がりを結び、孤独死した人の人生を悼む仕事ぶりは、「悼む人」と比べると故人に対する思い入れを持たないながらも黙々と見過ごされた人の死を救い上げる仕事ぶりに、静かな感動を覚えました。
孤独なジョンメイの人生に光が差し掛かた矢先のラストは、辛い後味になるかと思われましたがじんわり温かい後味でした。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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