『「あれは不倫ではなかった」セクハラを苦に自死した娘 サイゼリアを訴えた遺族の無念 | My Mind Note・ミュージック&ムービー中毒で全身当事者主義な日々』

サイゼリアの副店長のセクハラを苦に自死した女性がサイゼリアで働き始めたのは、高校卒業後だった。最初はアルバイトだったが、仕事ぶりが認められ、正社員への登用を視野に2013年秋から副店長に業務上のトレーニングを受けるようになった。
副店長に女性がセクハラを受けるようになったのは、その頃だった。休憩室で髪や耳を触ってくる、後ろから抱きしめてくる。女性が副店長と距離を取ろうとするとすると、副店長は激怒したり無視したり暴言を飛ばして態度を豹変させた。2014年9月頃から副店長は女性のアパートに上がりこみ、望まない関係を強要するようになった。女性は、副店長の仕事ぶりを尊敬しており、正社員への登用を視野に入れたトレーニングの指導者であることもあり、望まない関係をしぶしぶ受け入れていたが、精神的なストレスや不安に耐えきれなくなり、「師弟関係に戻りたい」と関係を絶ちたい意思を度々伝えたが、副店長は女性に心中を迫り、女性は自死に至った。
「部長、その恋愛はセクハラです」の著者・牟田和恵さんは「地位や立場をふりかざした対価型のセクハラより、実際は職場の上下関係の中で上司の意向に沿う中で断ると厄介なことになるからしぶしぶ受け入れるというセクハラが多い」と言う。職場の上下関係の延長でセクハラのケースは、最近過去のセクハラやパワハラを告発したはあちゅうさんのように、業界で有名なカリスマクリエイターから飲み会に女の子を連れてくるように頼まれたり、仕事場兼自宅に仕事の手伝いで呼ばれ延々とカリスマクリエイターの仕事を誉めさせられたあげく「俺に気に入られる絶好のチャンスなのに体も使えないわけ?」と性的関係を要求されたり、カリスマクリエイターとの関係を絶とうとすると「広告業界で生きていけなくさせるぞ」と脅すというように、仕事上のアドバイスや指導という名目で仕事上の上下関係を利用して相手のプライドや人格を傷つけ自分の欲望の対象として支配しようとするパターンが多い。
被害者の女性は、相手が仕事が尊敬出来る立場や人物であることから、相手の行為をセクハラと認められなかったり、断ると厄介なことになるからしぶしぶ受け入れることが多い。
仕事上の上下関係に乗じて相手に望まない行為や関係を迫る職場の環境、相手のセクハラを告発しても続けて勤務出来る環境ではないことが、問題です。
職場の指導の上下関係を同性同士にする、職場でのセクハラについての指導を徹底する、職場だけでなく就職の面接でのセクハラの告発をしやすくする法整備が、急務。
セクハラやパワハラは、職場の上下関係に乗じて起きる。そのことが、問題です。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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