スノーデン 鬼才オリバー・ストーンがアメリカ政府の総合監視システムを暴露した男の実像に迫った政治ヒューマンサスペンス

香港の高級ホテル。ドキュメンタリー作家のローラ・ポイトラス、ガーディアン紙の記者グレン・グリーンウォルドのいる一室に、一人の青年がやってくる。
彼の名は、エドワード・スノーデン(ジョゼフ・ゴードン・レヴィット)。
アメリカ国家安全保障局(NSA)職員であるスノーデンは機密資料を提供し、アメリカ政府が秘密裏に構築した国際的な監視プログラムの存在を告発した。
国を愛するごく平凡な若者だった彼は、CIAやNSAで勤務するうちに、その恐るべき実態に直面。テロリスト、民間企業、さらには個人までも対象にアメリカ国内のみならず全世界のメールや携帯電話での通話を監視する体制に危機感を募らせ、キャリアも幸せな生活も捨ててまでリークを決意する。
アメリカ国家安全保障局職員エドワード・スノーデンが政府による国際的監視システムの告発をした実話を元にした傑作ポリティカルスリラー映画。
家族全員が国家公務員で思想的に右よりだったエドワード・スノーデンは、陸軍での訓練中に両足骨折して軍を除隊し、国家安全保障局からスカウトされ、コンピューターセキュリティや情報収集に関係した任務を遂行した。
だがリベラル寄りの彼女リンゼイ(シャイリーン・ウッドリー)の影響や国家安全保障局職員の時に見たスイス人銀行員を酒に酔わせ飲酒運転で警察に捕まったところで取引を持ち掛けスイス人銀行員をスパイに利用するなどの悪辣な行為やリベラル寄りのオバマ政権下で国家安全保障局の監視活動が拡大していくのにスノーデンが幻滅したこともあって、アメリカ合衆国や全世界に対する国家安全保障局の情報収集監視プログラム「PRISM」による盗聴情報収集監視活動の実態と手口をイギリスの新聞「ガーディアン」に暴露した。
その監視活動は同盟国にも及び、日本が同盟国でなくなった時は電力システムを停止させるマルウェアを諜報活動の一環として仕込んだというスノーデンの告発も、日本で話題になった。
スノーデンが監視活動を告発するまでの過程を、スノーデンを公私共に支えたリンゼイとの関係を絡めて描いた傑作ポリティカルスリラー映画です。

daiyuuki 全身当事者主義

全身当事者主義。ワーキングプアや毒親やブラック企業などのパワハラやモラハラに苦しみ戦い続けてきた立場から書いた、主にメンタルヘルス、LGTB、ヘイトスピーチ、映画やライブのレビューなどについてのアメブロの記事から、厳選して共有していきたい記事だけ、アメブロと連携します。 クリエイターリンクは、こちら↓ https://lit.link/daiyuuki

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